この記事の結論

J-PlatPat によると、エックス コーポレーションは2025年6月24日に標準文字「X MONEY」を7件出願し、第36類(金融)を含む全件が登録されています。商標の登録は、日本でサービスを始める予定とは別の話です。

結論:「X MONEY」は日本で7件登録済み。サービス開始の発表は無い

2026-10-26 に事実関係を修正しました

この記事は2026年5月23日の公開時、「X Corp.が2026年5月23日に特許庁へ出願した」「資金移動業の準備か」と書いていました。特許庁の J-PlatPat で確かめたところ、出願は2025年6月24日で、記事の公開時点ですでに登録済みのものがありました。日本法人の設立、日本でのサービス開始時期、提携銀行などの予測は根拠がないため削除しました。 修正にあたり、X Money の公式サイト・公式FAQ・公式アカウントの投稿と大手報道を確認し、確かめられたことだけを残しました(出典は記事末尾)。

特許庁の J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)で「XMONEY」を検索すると(2026年10月26日確認)、出願人「エックス コーポレーション」による標準文字「X MONEY」の出願が7件あり、7件とも2025年6月24日の出願で、すべて登録されています。このうち第36類(金融・電子決済など)は商願2025-070874・登録第7023016号(2026年3月5日登録)です。

ほかに、ロゴの「Xmoney」が2026年9月18日に第36類で出願されており(商願2026-110658)、10月26日時点では審査待ちです。

「X MONEY」(標準文字)の出願・登録の一覧(J-PlatPat)

出願番号登録番号区分登録日状態
商願2025-070872第7020091号第9類・第42類2026年2月26日登録
商願2025-070878第7020047号第42類・第45類2026年2月26日登録
商願2025-070873第7023015号第35類2026年3月5日登録
商願2025-070874第7023016号第36類(金融・電子決済など)2026年3月5日登録
商願2025-070875第7023017号第38類2026年3月5日登録
商願2025-070876第7082119号第41類2026年9月9日登録(異議申立てのための公告の段階)
商願2025-070877第7084998号第42類2026年9月17日登録(異議申立てのための公告の段階)

出願人はいずれも「エックス コーポレーション」、出願日はいずれも2025年6月24日です。第41類と第42類(商願2025-070877)の2件は、登録後に異議申立てのための公告がされている段階です。正確な指定商品・役務や最新の状態は、J-PlatPat で出願番号・登録番号を入れて確かめられます。

商標の登録と、日本でサービスを始めることは別

商標は名前やマークを使う権利で、登録されても、日本でサービスを始める予定があることにはなりません。日本で送金・決済の事業を行うには、資金決済法に基づく資金移動業の登録が別に必要です。

金融庁の「資金移動業者登録一覧」(令和8年9月30日現在・84業者)に、X や X Payments の名前はありません(当編集部が2026年10月26日に確認)。X Money の公式FAQも、利用できるのは米国居住者だけとしています。日本での開始時期は発表されていません。

日本の利用者が気をつけること

日本からは使えません。公式FAQは「X Money は現在、米国居住者だけが利用できる」としており、日本を含む米国外での開始時期は発表されていません。「日本でも X Money で年6%」「代わりに口座を作る」といった勧誘は、現時点では日本在住者が口座を開けない以上、疑ってかかるのが安全です。

「商標が登録されたので日本でもまもなく始まる」「先行登録できる」といった話には根拠がありません。公式の発表は X Money の公式サイト(money.x.com)と公式アカウント(@XMoney)で確かめるのが確実です。

出典(当編集部が確認した一次情報・報道)

当編集部は日本から X Money を利用できないため、実際に口座を開いて試してはいません。本記事は上の公式情報と報道で確かめられたことだけをまとめています。